赤城山

コース:北登山口〜猫岩〜黒檜山〜駒ケ岳〜大洞〜地蔵岳〜大洞


前夜、道の駅白沢に車中泊。
大洞のドライブインが立ち並ぶ駐車場に車を停め、
7時出発。
黒檜山北登山口までは黒檜山を見上げながら
しばらく車道を歩く。
駐車場から10分ぐらいで北登山到着。
単独のハイカーと話をかわす。
予報によると雨だと知る。
のっけからかなりの急坂で、息が切れる。
朝食をたらふく食べたせいか、調子がイイ。
ガンガン登った。

途中、夫婦のハイカーを抜く。
高度を上げていくと、樹林帯の中から時折下界が見えた。
直登なので、短い時間で高度が稼げてしまう。
猫岩付近。どれが猫岩なのかわからなかった。
岩をよじ登らんばかりの道が続く。
紅葉はもう少しといったところか・・・
あまり綺麗には色づかない感じだった。
黒檜山と駒ケ岳方面の分岐。
黒檜山頂。誰もいない。
1時間で着いてしまった。

記念撮影をしながら、しばしうろうろする。
山頂から3分ほど北に歩くと、展望の良いところがある。
大沼や地蔵岳が見渡せた。
北には燧ケ岳・武尊山
ガスっているが、谷川連峰もうっすらと。
東側、桐生方面は雲海が広がる。
山頂を後にし、駒ケ岳方面へ向かうと
黒檜山大神がある。
ここも眺めが良さそうな場所だった。
黒檜山方面を振り返る。
駒ケ岳山頂。
赤城山の標高第2位であるが、展望は悪い。
駒ケ岳を過ぎると、短いながらも快適な稜線が続く。

小沼が見えた。
稜線歩が終わると、鉄の階段が現れ
一気に高度を下げる。
中腹から覚満淵が見える。
工事の音が大きくなってくると、やがて車道へ。
2分ほど歩いて、駐車場に着く。。
今日のもう一つの目的地、地蔵岳へ向かう。
赤城の標高第3位の山で、上位3つは登っとこうと
思ったからだ。

車を第一スキー場の駐車場に移動。
昭文社の登山地図は駐車場の位置がやや間違って
記載されており、登山道の入り口がわかりにくかった。
道端にひっそりとある登山口の標識を見つけ、登りだす。
ここも黒檜山同様、いきなり急だ。

勾配はどんどんキツクなり、やがて未だかつて
経験のないような凄まじい直登となった。
20分ほどで中腹の広場に出ると、短いながらも
凄いのぼりも終わりだ。

一呼吸おいた。
短い稜線歩きが終わると、今度は
石がゴロゴロの道を登る。

中々変化に富んだコースだなぁと思う。
山頂直下にくると、休業中のロープウェイが現れた。

何となくノスタルジーな感じがいい。
ほどなく地蔵岳山頂へ。
一等三角点があることも登ってみたかった理由だった。

ちなみに三角錐の部分はただ置かれているだけで
持ち上げることが出来る・・
地蔵岳は古くからの信仰の山らしく
お地蔵さんが立っている。
眼下に大沼。
覚満淵。
広い山頂には、巨大なテレビ鉄塔群が立ち並ぶ。
一番手前の建物は、建設省のレーダー雨量計だ。
朝食後は補給食しか食べておらず、
時間もちょうどお昼だったので、ここでお湯をわかし
カップラーメンを食べた。
先ほど登った黒檜山には、ガスがかかり始めていた。
下山はロープウェイの南側を行くコースを予定して
いたが、山頂からすこし踏み込んだ時点で藪が酷く
なり、ほとんど歩かれていない状態だったので、八丁峠
を経由して駐車場まで降りるコースで下山した。

それにしても2003年の登山地図なのに、廃道状態の
道を実線で書くとは・・・・毎年ちゃんと調べているのだ
ろうか。

八丁峠への道は綺麗に整備されており、気軽に
登ってこられる道だった。
笹原の道を下っていくと、やがて寂れた別荘地を通り
第一スキー場に出る。

車道に出るとすぐに駐車場があり、着替えて
帰路についた。

地蔵岳は全然期待していなかったが、山頂は晴れて
いれば展望も期待出来そうだし、気軽に登れるし、色んな
ものがあるしで、お勧めの山だなぁ・・と思った。



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