武尊山 2003・10・17(金)

コース:東俣駐車場〜三合平〜武尊避難小屋〜中ノ岳〜武尊山〜中ノ岳〜武尊避難小屋〜三合平〜東俣駐車場



前夜の深夜2時、真っ暗闇の雨の中、東俣駐車場に到着。

雨なのか〜とゲンナリしていたら、朝方綺麗に晴れ渡り
やる気が沸いてくる。

後から車で来た人から、山頂は冠雪してることと
今0℃だということを聞く。

ひじょ〜に寒い中、6時25分出発。
武尊牧場の三合平まで10分ちょい登り、登山道入口へ。
駐車場で会った人が先に行ったので、2番手スタートだ。
緩やかなブナ林の中を歩く。
空気がとても冷たく、風が吹くと身が縮こまる思い。
7時40分、武尊避難小屋へ。
小屋の扉は壊れ、真冬は使えそうに無い感じだったが、
夏なら支障はなさそうだ。

このあたりからヌカルミが酷くなり、終わることの無い
ドロドロの登山道を必死に進む。
足首までスッポリもぐる所もあって、ウンザリだ。

靴やスパッツはもちろん、ズボンまで泥が飛び散る。
昨晩までの雨のせいだろうか・・・いつもこうなのか?

ストックのゴムキャップが泥に埋もれ片方無くなって
しまった・・・
セビオス岳の手前で、熊のうなり声らしきものが聞こえ
ビビる。早々に立ち去った。

この辺りは熊棚というだけあり、あちこちウジャウジャ
生息してるのかも。

セビオス岳まで来ると視界も開けてきて、遠くの山が
見渡せた。
ゆるやかな登りがずっと続く。
やがて冠雪した中ノ岳が見えてくると、
道はやや険しくなる。
ナナカマドも雪化粧。
滑りやすい鎖場が現れ、2本のストックをしまってよじ登る。
鎖には雪が積もっており、慎重に進む。
歩いてきた稜線を振り返る。
段々気温も上がってきて、汗をカキカキ登る。

上着を脱ぐと寒く、着れば暑い・・・
そうゆう時が一番困る。
左に笠ヶ岳、右に至仏山がが見えた。

やはり冠雪したようだ。

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9時11分、中ノ岳到着。
前武尊との分岐点。
中ノ岳から武尊山までは稜線を行く。
ここも滑りやすいヌカるんだ道で、トラバースしている
場所でスッコケそうになる。

途中、地糖というか溜まり池のような場所が
何箇所かあった。

笹清水で水を補給し、山頂へ向かう。
クリック拡大します 西側には広大な赤城山の裾野と、富士山が見渡せる。

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日本武尊銅像。目つきが怖い・・・

剣を持ったが、重かった。
9時40分、武尊山山頂へ。
3時間15分の道のりだった。

ややガスっているものの360度の大展望。
風も無く、とっても穏やかだ。

徐々に人も増えて来て、山座同定に花が咲く。
藤原方面から登って来る人が多いようだ。

東俣から来た人と、ドロだらけの道の話で盛り上がる。
スパッツしてない人はご臨終。
剣ヶ峰山への稜線。
稜線向こう遠くに皇海山。
中ノ岳への稜線を振り返る。
クリック拡大します 燧ケ岳

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冠雪した巻機山

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赤城山と広い裾野
谷川連峰。
天神平スキー場や西黒尾根もハッキリ確認できた。

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日光連山。
白根山や男体山が見える。
1時間ほど休んだ後、下山。

朝方、うっすら積もっていた鎖場の雪も融け、
眩しい日差しをあびながらの道のりだ。
帰りもドロドロの道に閉口しながら、今度登る時は
武尊神社から登ろうと心に誓う。
もうこのコースはこりごり。

田代湿原との分岐を堺に、道は急に良くなり
ブナの森に囲まれた木道をご機嫌で歩く。
13時28分、東俣駐車場へ。

ドロだらけの道には誤算だったが、、穏やかで天気もよく
念願の武尊山に登れてよかった良かった。

帰りに、花咲の湯に寄り汗を流しました。



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