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前夜の深夜2時、真っ暗闇の雨の中、東俣駐車場に到着。
雨なのか〜とゲンナリしていたら、朝方綺麗に晴れ渡り
やる気が沸いてくる。
後から車で来た人から、山頂は冠雪してることと
今0℃だということを聞く。
ひじょ〜に寒い中、6時25分出発。
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武尊牧場の三合平まで10分ちょい登り、登山道入口へ。
駐車場で会った人が先に行ったので、2番手スタートだ。 |
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緩やかなブナ林の中を歩く。
空気がとても冷たく、風が吹くと身が縮こまる思い。 |
7時40分、武尊避難小屋へ。
小屋の扉は壊れ、真冬は使えそうに無い感じだったが、
夏なら支障はなさそうだ。
このあたりからヌカルミが酷くなり、終わることの無い
ドロドロの登山道を必死に進む。
足首までスッポリもぐる所もあって、ウンザリだ。
靴やスパッツはもちろん、ズボンまで泥が飛び散る。
昨晩までの雨のせいだろうか・・・いつもこうなのか?
ストックのゴムキャップが泥に埋もれ片方無くなって
しまった・・・ |
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セビオス岳の手前で、熊のうなり声らしきものが聞こえ
ビビる。早々に立ち去った。
この辺りは熊棚というだけあり、あちこちウジャウジャ
生息してるのかも。
セビオス岳まで来ると視界も開けてきて、遠くの山が
見渡せた。
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ゆるやかな登りがずっと続く。
やがて冠雪した中ノ岳が見えてくると、
道はやや険しくなる。 |
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ナナカマドも雪化粧。 |
滑りやすい鎖場が現れ、2本のストックをしまってよじ登る。
鎖には雪が積もっており、慎重に進む。 |
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歩いてきた稜線を振り返る。
段々気温も上がってきて、汗をカキカキ登る。
上着を脱ぐと寒く、着れば暑い・・・
そうゆう時が一番困る。 |
左に笠ヶ岳、右に至仏山がが見えた。
やはり冠雪したようだ。
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9時11分、中ノ岳到着。
前武尊との分岐点。 |
中ノ岳から武尊山までは稜線を行く。
ここも滑りやすいヌカるんだ道で、トラバースしている
場所でスッコケそうになる。
途中、地糖というか溜まり池のような場所が
何箇所かあった。
笹清水で水を補給し、山頂へ向かう。 |
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西側には広大な赤城山の裾野と、富士山が見渡せる。
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日本武尊銅像。目つきが怖い・・・
剣を持ったが、重かった。 |
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9時40分、武尊山山頂へ。
3時間15分の道のりだった。
ややガスっているものの360度の大展望。
風も無く、とっても穏やかだ。
徐々に人も増えて来て、山座同定に花が咲く。
藤原方面から登って来る人が多いようだ。
東俣から来た人と、ドロだらけの道の話で盛り上がる。
スパッツしてない人はご臨終。 |
剣ヶ峰山への稜線。 |
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稜線向こう遠くに皇海山。 |
中ノ岳への稜線を振り返る。 |
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燧ケ岳
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冠雪した巻機山
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赤城山と広い裾野 |
谷川連峰。
天神平スキー場や西黒尾根もハッキリ確認できた。
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日光連山。
白根山や男体山が見える。 |
1時間ほど休んだ後、下山。
朝方、うっすら積もっていた鎖場の雪も融け、
眩しい日差しをあびながらの道のりだ。 |
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帰りもドロドロの道に閉口しながら、今度登る時は
武尊神社から登ろうと心に誓う。
もうこのコースはこりごり。
田代湿原との分岐を堺に、道は急に良くなり
ブナの森に囲まれた木道をご機嫌で歩く。 |
13時28分、東俣駐車場へ。
ドロだらけの道には誤算だったが、、穏やかで天気もよく
念願の武尊山に登れてよかった良かった。
帰りに、花咲の湯に寄り汗を流しました。 |
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