苗場山 2003・10・19

コース:第2リフト町営駐車場〜和田小屋〜下ノ芝〜神楽ヶ峰〜苗場山
 〜神楽ヶ峰〜下ノ芝〜和田小屋〜第2リフト町営駐車場



前日の夕方4時頃、町営第2駐車場に車を停め
車中泊。

その夜はあまり寒くなく、綺麗な星空が見えていたが
夜半から雨が降り出し、5時頃になってもやまないので
諦めて帰ろうとしたら、青空がちらりと見え始めたので
急いで支度し、6時43分出発。
駐車場から和田小屋まで、リフト沿いの林道を歩く。
3日連続の登山なので、足も重い・・・

和田小屋まで車で入る人がいるようだ。
20分ほどで和田小屋へ。
空地には車が数台停められていた・・・

ここまで車で上がれるなんて、ちょっと損した気分。
ここから登山道入口となる。
雲はまだとれない。
滑りやすい石と沢の単調な道をず〜っと登る。

途中でストックのゴムカバーが無くなってしまったが
しばらくして誰かが無くした、全く同じ製品のゴムカバー
を発見し、頂戴する。
8時、下ノ芝へ。

小規模な草原状だ。
中ノ芝で小休止し、時折現れる木道を歩いて
いくと、段々となだらかな稜線になる。

時折晴れ間が覗くので、もう雨は降らないなと
安心する。
神楽ヶ峰の手前で鉄パイプの階段が現れる。
斜めなので滑りやすい。
9時17分、神楽ヶ峰へ到着。

東側にはモクモクと雲が流れ、天候の回復を
予感させる。
神楽ヶ峰から苗場山へは一旦大きく下り、
登り返さなければならない。

雷清水で水を補給するつもりだったのに、勢いよく
下ってしまい見逃してしまった・・・

鞍部はガスの通り道だが、気持ちの良い稜線歩き。
鞍部から苗場山へは急な登りで、疲れも出てきて
歩みも鈍る。

日当たりの悪い痩せ尾根の木々には、今朝降った
雪がついており、ザックを当てるとボタボタと落ちて
きて冷たい。

苗場山への登りから、歩いてきた稜線を振り返る。

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急な坂を越えたとたん、一気に視界が広がり
山頂の湿原へ出た。感動だ!!

きっと山頂はガスで何も見えないかな・・と思って
いたので、とてもうれしい。

途中すれ違った人から、木道に雪が積もって危ないと
聞いていたが、日が出てすっかり融けていた。
湿原と木々にうっすら積もった雪が日に照らされ
キラキラ光る。とても綺麗だ。

景色に興奮し、すっかり登りの疲れも忘れ
写真を撮りながら歩く。
独特のイデタチの人が写真を撮りながら登山者と
話をしていた。遊仙閣の小屋番さんだ。

ガイドブックなどで見覚えが
あったので、すぐにわかった。
遊仙閣。
苗場山の山頂は、遊仙閣の裏手にある。
10時23分到着。

記念撮影をし、落ち着いてお昼を
食べられそうな場所を探す。
苗場山頂ヒュッテのテラスのベンチが乾いて
いたので、お湯を沸かしカップラーメンを食べる。

間もなく中高年の団体がやってきて、私の周りに
陣取り、肩身の狭い思いをしながらのランチになる。

おにぎりを1ついただいた。
食べ終わったら早々に撤収し、湿原をうろつく。
ガスがかかったり消えたりだ。

湿原の真中に木道を広くした休憩スペースがあり
そこでお昼を食べれば最高だったなぁ・・と後悔。

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谷川連峰は雲海がかかっている。

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どれが佐武流山かなぁ・・白砂山は見えるかなぁ・・
と目を凝らすも、全然わからない・・

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湿原には地糖が点在する。
山頂には時間ちょっと滞在し、11時半頃下山開始。

まだまだ続々と人が登ってくる。
皆、最後の痩せ尾根の急登が辛そうだ。

神楽ヶ峰への稜線をを望む。
鞍部から苗場山を振り返る。

神楽ヶ峰への登りで、来る時見逃した水場を
発見し、水分補給する。中々美味かった。
神楽ヶ峰からカッサ湖がはっきり見渡せた。
小松原湿原との分岐。
湯沢の町が見下ろせた。

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再び滑りやすいドロドロの道を飽きるほど下ると
やがてスキー場のゲレンデへ。
樹林帯を出ると風のせいで一気に寒くなる。

和田小屋まで2時間半近くかかった。
和田小屋から駐車場までの舗装路歩きが
疲れた体に結構こたえる。

遠くに谷川連峰を眺めながら、まだかまだかと
下っていくと、やがて駐車場へ。
14時13分到着。

朝方の雨で諦めかけた苗場山だったが、思い
がけない山頂のすばらしい景色を味わえたので
満足出来る一日だった。




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