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前日の夕方4時頃、町営第2駐車場に車を停め
車中泊。
その夜はあまり寒くなく、綺麗な星空が見えていたが
夜半から雨が降り出し、5時頃になってもやまないので
諦めて帰ろうとしたら、青空がちらりと見え始めたので
急いで支度し、6時43分出発。 |
駐車場から和田小屋まで、リフト沿いの林道を歩く。
3日連続の登山なので、足も重い・・・
和田小屋まで車で入る人がいるようだ。 |
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20分ほどで和田小屋へ。
空地には車が数台停められていた・・・
ここまで車で上がれるなんて、ちょっと損した気分。 |
ここから登山道入口となる。
雲はまだとれない。 |
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滑りやすい石と沢の単調な道をず〜っと登る。
途中でストックのゴムカバーが無くなってしまったが
しばらくして誰かが無くした、全く同じ製品のゴムカバー
を発見し、頂戴する。
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8時、下ノ芝へ。
小規模な草原状だ。 |
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中ノ芝で小休止し、時折現れる木道を歩いて
いくと、段々となだらかな稜線になる。
時折晴れ間が覗くので、もう雨は降らないなと
安心する。 |
神楽ヶ峰の手前で鉄パイプの階段が現れる。
斜めなので滑りやすい。 |
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9時17分、神楽ヶ峰へ到着。
東側にはモクモクと雲が流れ、天候の回復を
予感させる。 |
神楽ヶ峰から苗場山へは一旦大きく下り、
登り返さなければならない。
雷清水で水を補給するつもりだったのに、勢いよく
下ってしまい見逃してしまった・・・
鞍部はガスの通り道だが、気持ちの良い稜線歩き。 |
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鞍部から苗場山へは急な登りで、疲れも出てきて
歩みも鈍る。
日当たりの悪い痩せ尾根の木々には、今朝降った
雪がついており、ザックを当てるとボタボタと落ちて
きて冷たい。
苗場山への登りから、歩いてきた稜線を振り返る。
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急な坂を越えたとたん、一気に視界が広がり
山頂の湿原へ出た。感動だ!!
きっと山頂はガスで何も見えないかな・・と思って
いたので、とてもうれしい。
途中すれ違った人から、木道に雪が積もって危ないと
聞いていたが、日が出てすっかり融けていた。 |
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湿原と木々にうっすら積もった雪が日に照らされ
キラキラ光る。とても綺麗だ。
景色に興奮し、すっかり登りの疲れも忘れ
写真を撮りながら歩く。 |
独特のイデタチの人が写真を撮りながら登山者と
話をしていた。遊仙閣の小屋番さんだ。
ガイドブックなどで見覚えが
あったので、すぐにわかった。 |
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遊仙閣。 |
苗場山の山頂は、遊仙閣の裏手にある。
10時23分到着。
記念撮影をし、落ち着いてお昼を
食べられそうな場所を探す。 |
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苗場山頂ヒュッテのテラスのベンチが乾いて
いたので、お湯を沸かしカップラーメンを食べる。
間もなく中高年の団体がやってきて、私の周りに
陣取り、肩身の狭い思いをしながらのランチになる。
おにぎりを1ついただいた。 |
食べ終わったら早々に撤収し、湿原をうろつく。
ガスがかかったり消えたりだ。
湿原の真中に木道を広くした休憩スペースがあり
そこでお昼を食べれば最高だったなぁ・・と後悔。
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谷川連峰は雲海がかかっている。
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どれが佐武流山かなぁ・・白砂山は見えるかなぁ・・
と目を凝らすも、全然わからない・・
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湿原には地糖が点在する。 |
山頂には時間ちょっと滞在し、11時半頃下山開始。
まだまだ続々と人が登ってくる。
皆、最後の痩せ尾根の急登が辛そうだ。
神楽ヶ峰への稜線をを望む。 |
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鞍部から苗場山を振り返る。
神楽ヶ峰への登りで、来る時見逃した水場を
発見し、水分補給する。中々美味かった。 |
神楽ヶ峰からカッサ湖がはっきり見渡せた。 |
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小松原湿原との分岐。
湯沢の町が見下ろせた。
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再び滑りやすいドロドロの道を飽きるほど下ると
やがてスキー場のゲレンデへ。
樹林帯を出ると風のせいで一気に寒くなる。
和田小屋まで2時間半近くかかった。 |
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和田小屋から駐車場までの舗装路歩きが
疲れた体に結構こたえる。
遠くに谷川連峰を眺めながら、まだかまだかと
下っていくと、やがて駐車場へ。
14時13分到着。
朝方の雨で諦めかけた苗場山だったが、思い
がけない山頂のすばらしい景色を味わえたので
満足出来る一日だった。
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