丹沢山・蛭ヶ岳 2003年12月4日(木)

コース:塩水橋〜本谷橋〜天王寺尾根〜丹沢山〜蛭ヶ岳〜丹沢山〜堂平〜塩水橋


富士山や高尾あたりを除けば、神奈川県の山に出かけることはあまり無く、車で
渋滞の東京を抜けることを考えると、どうも億劫になってしまいがち・・。
でも北関東はもう寒いし、百名山も登りたいし・・で、丹沢に出かけることにしました。

前夜国道16号をひた走り、23時に宮ヶ瀬湖へ。駐車場が閉まっていたので道路脇に
駐車し仮眠していたら、朝の4時頃突然警官に起こされ職質。
車の下に靴を揃えて置いていたのがいけなかった・・それを見た人が自○と勘違いして通報
したらしい・・・根掘り葉掘り聞かれ無罪放免。車中泊での職質はこれで2度目 (泣


5時を過ぎてから車を塩水橋に移動し、
路肩のスペースに停める。

明るくなるのを待って6時30分出発。
予報よりも寒くない。

林道脇のゲートをくぐり、重機があちこち
置いてある道を登っていく。
登山道入り口まで20分のはずだが、中々
着かなくてあせる。

途中で見落としたかとヤキモキしたが、
やがて吊り橋が見え、道路右手に入り口が
ありホッとする。
天王寺尾根に取り付くまでは、薄暗い杉の
植林に囲まれた急登だ。
焦らずゆっくり登る。

いたるところに鹿の食害避けの防護柵が。
人が柵を越える為の、ちょっぴり恐い木の
階段が作られており、かなり大規模に対策を
してるんだなと驚いた。

やがて尾根に取り付くと、木々の間から
主脈の尾根が覗いて見える。
急な尾根道を登っていくと、やがて勾配も緩く
なり、快適な道となる。

鹿の親子がいたが、鈴をつけていたので
警戒され逃げてしまった。
くたびれてきた頃、堂平からの道と合流。

そこからほどなく登ると、大崩壊した
剥き出しの斜面に、階段と鎖が作られた
道を登る。
そこから振り返ると、一気に視界が開け、
南面に関東平野が広がって見える。

だいぶ登ってきたなぁ・・と一息。
西側は、遠くに海が見える。

山から海を見たことは殆どないので
ちょっぴり嬉しい。


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木道工事の職人さんの脇を通り、
本間ノ頭からの道と合流すると主稜線に出る。
9時13分、ほどなく丹沢山へ。

いきなり富士山が見えて嬉しい。
セルフで記念撮影をする。
富士山は大きいなぁ


クリック拡大→
山頂にある、みやま山荘の荷揚げでヘリが
飛んできた。
さて蛭ヶ岳に向かう。

あわよくば塔ノ岳も帰りに登るつもり
なので、あまりのんびりしてられない。

右奥に蛭ヶ岳が見える。
見えるとすぐに着きそうなのだが・・・
丹沢山から一気に下り、富士山や関東平野
を見ながら気持ちの良い稜線歩き。

斜面で鹿が何か食べていた。
それにしてもほとんど人がおらず、快適。
棚沢ノ頭から富士山。
だんだん雲がかかってきたようだ。
遠くに南アルプスもうっすらと。
宮ヶ瀬湖と関東平野が広がって見える。


クリック拡大→
稜線からは蛭ヶ岳がずっと見えているのに
中々着かない・・。

アップダウンを繰り返すうち、ようやく眼前に
蛭ヶ岳が現れた。
それにしても、最後の登りがしんどい・・
やったー着いた!10時45分到着。

山頂から関東平野を一望。
蛭ヶ岳山荘。

ご主人に聞くと、一年中営業してるとのことだ。
蛭ヶ岳からの富士を期待してたけど、
雲が出てしまい駄目だった。
だ〜れも居ない山頂を独り占め。
さっそくお湯を沸かしてお昼を食べる。

1時間程休んでから、再び丹沢山へ出発。
蛭ヶ岳山荘のワンコ。

一見恐そうだったが、大人しいので
帰りにナデナデしまくった。
お昼を過ぎると稜線にはガスが出て
展望もきかなくなった。
再び丹沢山へ。

ここで塔ノ岳へ向かうかしばらく迷う。
時間もギリギリだし、結構疲れもあったので
また晴れた日に海を見に来ればいいやと
今回は諦め、来た道を戻ることにした。

みやま山荘→
朝、小屋の主人らしき人に挨拶したら、
無視された。感じ悪い。
天王寺尾根を戻っても良かったが、どうせなら
違う道を行こうと、堂平経由で下る。

急坂が続き、一気に尾根を下っていくような
道だ。途中でボッカさんとすれ違った。
大変だろうなぁ・・
砂防ダムの堰堤を越え、林道工事の
音が近づいてくると、車道へ出る。

ここから塩水橋まで舗装の長い林道歩き。
とっても退屈・・

歌を歌ったりして気を紛らわしながら歩く。
膝と足の裏が痛くなった頃、塩水橋のゲートへ。
15:00到着。

8時間半の行程だった。かなり疲れた・・

初めての丹沢は、関東平野・富士山・海・
アルプスと展望に優れた山だなと
新しい発見だった。

今度は大倉尾根から塔ノ岳へ登ってみたい。




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