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5時起床。カップラーメンとパンをほおばり
車中で朝を迎える。
外は寒く3月といえどまだまだ冬山だ。
駐車場より朝日をのぞむ。 |
駐車場側のレストハウスに行ったら何と鍵が
かかって閉まっているではないか!!
水が補給できない・・・がびび〜ん!!
仕方なく車に戻り500mlのサイダーが一本
あったので、持っていくことにする。
いざとなったら雪を解かせば
いいや〜と開き直る。
あれやこれやして6時15分やっと出発。
ロープウェイ山頂駅を望む。今日は快晴だ! |
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登山道はどこだろ?と建物の間の道を歩いて
いたら、ホテルの厨房の窓が開き、おじさんが
顔を出す。こっち行くと谷底だよ!と言われ
ゲレンデの方を歩くように教えてもらった。
スノーシューを装着し、緩やかなゲレンデを少
し登ると入り口発見。沢山の踏み跡があった。
何だかここまで来るのに一苦労・・・ |
流石人気の山らしく、トレースはしっかり。
朝焼けの樹林帯を歩くのは気持ちがいい。
しばらくは平らな道をスノーシューで
ザクザク進む。 |
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やがて斜度が増しグングン高度を上げる。
今日は調子が良くてガンガン登れる。
途中ワカンの2人組みとすれ違う。
くるがね小屋に泊まったのだろうか。
振り返ると出発した駐車場が小さく見える。 |
樹林帯の間からロープウェイ山頂駅方面の
眺めが良くなる。段々高度が変らなくなって
登ってきたなと実感。 |
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段々傾斜が緩やかになってくる。
そろそろ勢至平かな?と少し気が楽になる。
トレースを辿り黙々進む。
赤布も所々についている。 |
振り返ると下界の眺めが一望できる。 |
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勢至平。一番右が鉄山、一番左がにゅう(安達太良山)。
ここで小休止、風が吹き抜け寒い。オーバージャケットを着て、眩しいのでサングラス装着。
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勢至平をくろがね小屋目指して進む。
場所により風でトレースが消えかかっており
軽いラッセルになる。すれ違ったワカン組の
トレースがなかったら、少し厄介だったかも
しれない。 |
写真を撮りながらもガツガツ進む。
鉄山が段々大きくなってきた。 |
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再び樹林帯に入るとトラバース気味の
斜面になる。しっかりとしたトレースなので
特に危険なとこはない。 |
そろそろかと思っていた頃、鉄山の下に
くろがね小屋が見えた。
しかしここでトレースがプッツリ消え、
小屋までラッセルするハメになった。
きっと風の通り道なのだろう・・・ |
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くろがね小屋泊のパーティーがゾクゾクと
登っていくのが見える。
かなりの数なので正直ヤな時間来ちゃった
かなと内心思う・・・
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7時56分、くろがね小屋へ。
17年ぶりにやってきました。
記憶とは曖昧だが、当時より建物が
大きくなった気がする。
中ではスタッフの人が急がしそうに
働いている。 |
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小休止してると、小屋の前で準備していた
15人程のパーティーが出発。
殆どの人がスノーシューだ。
あまり人がいるのはヤだけど、これで
トレースはバッチリだな・・とニヤリ。
持ってきたサイダーをチビリチビリ飲んで
再び出発。
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小屋からは急登でそこを越えればなだらかに。
途中で休憩していた先ほどのパーティーを
抜き、ガツガツ登る。
先には2パーティーいるようで、雪の感じ
からして先頭はラッセルしているようだ。
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先行くパーティー。
山スキー組もいるようだ。 |
小屋から30分程で峰の辻へ。
ピーカンで下界が一望出来る。
ここで休憩中のパーティーを抜き山頂へ向う。 |
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峰の辻から山頂へは先頭のパーティーが
見える。トレースはなくラッセルしているようだ。
先程の休憩中のパーティーは馬の背へ向う
ようでどっちに行ってよいやら迷ってしまう。
山頂はどこなんだろう??と地図とGPSを
確認するもよくわからなかった・・・
とりあえず尖がってるあれが山頂だろうと
先発パーティーの後を追うことにした。
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雪は結構積もっており、トレースがあっても
所々結構もぐるし体力も使う。
休憩中のパーティーに追いつきラッセルの
お礼を言いつつ、先頭に出た。
何だか緊張である。 |
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先頭に踊り出たからには格好悪く見られたく
ない!などと見栄をだし、ガンガン登る。
足首上ぐらいのラッセルだ。所々膝ぐらい
潜ったが、思ったよりは楽だった。
竹竿が所々立っているのでルートに迷うこと
はない。ただっ広いので悪天だとヤバそうな
場所だ。
自分のつけたトレースを振り返る。 |
やがて山頂の肩にでる。 |
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肩にある道標と、山頂。 |
肩には安達太良山頂の標識があるが、
てっぺんまで登らない人はいないだろう。
後ろのテッペン目指して最後の急登。 |
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にゅうへの登りは急勾配。スノーシューでは
かなりヤバかったが、頑張って登りきる。
9時6分、安達太良山頂へ。
風は強いがさほど寒くない。
すでに厳冬期は過ぎたのだろう。 |
道標にはエビのしっぽが発達していた。
凄く固いもんだと思っていたが、触ってみると
案外ポロポロ落ちた・・・ |
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鉄山方面の稜線。 |
和尚山への稜線。 |
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磐梯山。
山半分が吹き飛んでいる。
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吾妻連峰。
是非行ってみたい。
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遠くにひときわ白銀の山脈が見える。
どこの山だろう・・・
飯豊か、朝日連峰か?? |
右側に大滝山。
左奥に那須連峰がうっすらと。
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福島市を見下ろす。
最高の展望に山頂を去りがたかったが
パーティーが登ってきたので狭い山頂で
のんびりも出来ず、下山することにした。
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肩から山頂を振り返る。 |
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道標にもえびのしっぽが発達。
つついたらボロッと落ちた。 |
なだらかな尾根を下界の展望を
眺めながら下る。
続々と山スキーヤー達が登ってきた。 |
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プチモンスター。 |
日曜ともあって、次から次へとスキーヤーが
登ってくる。
下って来た斜面を振り返る。
沢山のトレースがついていた。
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山頂を振り返る。 |
10時4分、ロープウェイ山頂駅へ。
沢山のスキーヤーで賑わっている。
これから山へ登る人たちも結構いた。 |
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あとはひたすら退屈なゲレンデ歩き。
途中で転んで雪まみれになったら
手がビショビショになってしまった。
気温が高いのだろう。 |
10時35分、無事下山。
出発してから約4時間半かからない
ぐらいで戻ってきた。 |
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帰り道、麓から安達太良山を望む。
たおやかな山容とはその通りで、改めて麓から
眺めると、とても美しい山に思えました。
お気に入りの山が一つ増えたな〜〜 |