草津白根山(途中撤退) 05年1月14日(金)

コース:ロープウェイ山頂駅〜2171ピーク手前で撤退〜殺生駐車場


前夜、道の駅草津運動茶屋公園に車中泊。夜は−5℃程度とさほど冷え込まなかった。
星空が綺麗だ。寝たり起きたりを繰り返し7時近くになってモソモソ起きる。
殺生ロープウェイ乗り場までの車道のゲートが開く8時を待って車を走らせる。
上の方はガスっていて天気予報とは違い、あまり期待出来無そう・・・
今回の予定は、本白根山三角点と、2171の最高点を踏む計画だ。

始発のロープウェイに乗り、一気に
約2000mの山頂駅へ。
付近は完全にガスっており、案内板を
見て登山口へ向う。

しばし迷った後、クローズされている
本白根ゲレンデ脇の夏道らしき沿い
を登ることにする。
スノーシューを装着し、9時15分出発。
のっけからいきなりラッセル。
トレースは無く、新雪がタップリ。

時折GPSを見つつ、息を切らせて
急坂を登った。

途中で足が痛くなったので
スノーシューのバンドを外し休憩。
樹林間に何とか歩けそうなコースを
見つけ、膝ぐらいのラッセルで進む。

雪が重く、一苦労・・・
うさぎの足跡。

一山越えるとようやく平になった。
すでに1時間15分が経過、夏タイム
の2倍以上かかっている・・・

平になっても深雪のラッセルが続く・・
気が焦り、ペースが掴めない。
しばらく歩くと、2171ピークへの稜線
と鞍部を見下ろす場所に到着。
地形図やGPSと睨めっこしてもイマイチ
自分の場所が掴めない・・・
とりあえず見えてるピークへ向う。

この斜面で遅々として進まぬ股下
ラッセルとなり、気力も萎えてきた・・
すぐそこにピークが見えているが
目指す2171ではなさそうだ。
やる気を無くす。

深雪にドカっと座り、休憩する。
11時3分、ここで撤退を決意。
鞍部の眺め。

諦めるのにはまだ早く頑張れば行け
そうな気もしたが、この先もずっと
ラッセルが続くと思うと気が重い。
天気も冴えないし・・・
簡単に登れるハズだった本白根山。
半分も来ない場所で簡単に諦める
ことになろうとは・・・・

しばらく休憩して、ふて腐れつつ
自分のつけたトレースを戻った。
下山中に日が射してきた^^;

白根山湯釜方面の眺め。
ズンズンと下っていくと、視界が
開け、逢ノ峰が姿を現す。
ロープウェイ山頂駅が見えてきた。
ホッとする。
天気が回復するも、上部は雲の
流れが早く、スッキリしない。
下りて来た山を振り返る。

朝はガスって様子がわからなかったが
樹林帯の中を登るよりも左側の
ゲレンデから登ったほうがはるかに
楽だったかもしれない・・失敗。
車道に出る。
圧雪された道は気持ちいい。

せめて湯釜に寄って、白根山登ろうと
一旦は車道を歩きはじめたが、
どうもヤル気が起きず、あっさり
引き返すことにした。
ロープウェイ山頂駅を横目にゲレンデ
を歩いて降りる。

天気も回復し、楽しそうに滑る
スキーヤーが羨ましい。

下界が綺麗に見渡せた。

←クリック拡大
ゲレンデは滑りやすそうな雪質で
自分も滑りたくなった。

下りるに従い段々温かくなり
汗をかいた。

クリック拡大→
12時45分、駐車場へ。

出発してからたったの3時間半で
戻ってきてしまった。


コースが短いからと油断をしていました。
百名山といえど厳冬期はトレースも無く、焦りのラッセルはペースを狂わせ
体力的というより精神的にすっかりバテてしまいました。
低温化では電池が安定せずGPSも正常に動作しませんでした。
地形図の読みが便りですが未熟で自信がない為、不安になり
それが余計焦りに繋がる悪循環に。
面倒だからとストックの長さ調節をしなかったのも
ラッセル時の疲労に繋がったと思います。
腹が減ってたのに焦ってラッセル続けたのもペース狂わせました。
などなど厳冬期に山に入る認識が多々甘かったです。

この反省を次に生かすぞ〜!!(きっと)


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