金峰山 2003年11月5日(水)

コース:富士見平小屋〜大日小屋〜金峰山〜大日小屋〜富士見平小屋〜瑞牆山荘(着)


夜半はゴーゴーと風が吹き荒れて、どうなることかと
思ったが、朝になるとどんよりした雲も取れて良い天気。

思ったほど寒くなかったが、一応防寒具を余分に
持って行く事に。

明るくなるまで待って、6時15分出発。

ノロノロと樹林帯の中を歩いて行くと、45分程で
大日小屋へ。ここで水を補給し、小休止。

小屋には「見学お断り」の張り紙があった。

大日小屋から大日岩まで急登が続く。つらい。
ここで早くも下山してきた元気な若者と挨拶を交わす。

大日岩の右を巻くように登ると小川山との分岐があり、
そこから南アルプスが一望出来る。

風が冷たく寒いので、岩陰で補給食を食べ出発。

木の根が張り出した樹林帯の急坂を延々と登って行く。
しんどー

やがて樹林帯を抜け、突然視界が開けてホっとすると
砂払ノ頭だ。

振り返ると、八ヶ岳や瑞牆山など展望が広がっていた。


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砂払ノ頭からは岩稜の稜線を行く。

千代ノ吹上への登りは、疲れた体に堪える。
五丈岩が見えているのに、中々近づかない気がして
辛い道のり・・・

千代ノ吹上から八ヶ岳と瑞牆山を望む。

岩稜の稜線は歩きにくく、ちょっぴりスリルがある。
森林限界を超えて、アルプスっぽい雰囲気に。

だいぶバテた頃、五丈岩が近づいてきた。

9時15分、金峰山山頂へ。
富士見平から3時間だ。

着いた時は、他に1人居ただけだった。
道標にカメラを置き、セルフタイマーで記念写真を撮る。

360℃の大展望で、八ヶ岳・南ア・富士山が見事だ。
興奮して写真を取りまくる。

甲武信ヶ岳方面の眺め。
大弛峠への縦走路。

五丈岩と南アルプス


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小川山

富士山

南側は雲海が広がっていた。

八ヶ岳と瑞牆山


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千代ノ吹上の稜線

山頂は八ヶ岳方面からの風が冷たかったので、
風の避けれる場所でコーヒーを沸かし、お昼にした。

富士山を眺めながらのティータイムは最高だったが
ほどなく騒がしいおじさん連中がやってきて、静かに
して欲しいと思った。

五丈岩の周りをうろついていたら、登りたくなった。

荷物を置いてトライしてみるも、真中ぐらいまで
登ったところで行き詰まる。

無理すれば登れそうだが、降りることを考えるとヤバそう
なので、ここは諦めることに。

そんな自分の姿を見てか、元気そうなお兄さんが
登っていった。

1時間以上山頂にいたので、名残惜しいが下山することに。

振り返ると、さっきのお兄さんがテッペンに立って
バンザイをしている。


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登ってきた急坂を軽快に下っていく。

膝の違和感もなく、快調だ。

途中、大日小屋で一度小休止し、一気に富士見平小屋
まで降りた。山頂から2時間だ。

昨晩、となりにテントを張っていた方とすれ違う。
もの凄く重そうなザックを背負い、雲取まで行くと言っていた。
自分もいつか奥秩父主脈縦走をしてみたい。

テントを撤収し、瑞牆山荘へと向かう。

13時51分、瑞牆山荘へ。
山荘のテラスでのんびりお茶をしている光景を見ると
何だかホッとする。

駐車場で荷物を片付け、あとは竜王へ出て20号線を
上野原まで走り、檜原村へと抜け青梅街道を使い
さいたまの自宅まで帰りました。

おわり


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