北アルプス・表銀座縦走 7月28〜30日 (2泊3日)


1日目 上高地〜徳沢〜(長塀尾根)〜蝶ヶ岳



前日松本入りして、信州スカイパークという素晴らしい公園
で昼寝をして夕飯を食べた後、午前零時を過ぎて沢渡第2
駐車場に移動し車中泊。混んではないが10数台の車があった。

翌日5時30分のバスに乗ろうとバス停に行くと、人っ子1人おらず。
乗り場が違うのかな・・と思って大通りに行くと、係りの人から
元のバス停で待つように言われる。

物凄い混むと思い込んでたら、沢渡から乗ったのは俺ひとり・・。
バスもラクラク座れたが、途中から乗ってきた中高年の団体の
オバハンが俺の隣りに座り、めっちゃウイスキーの匂いを漂わせて
ブルーだった。あんた二日酔い、俺少しバス酔い・・

上高地バスターミナル(写真上)は荷造りの登山者でたくさんだ。
以前来たのは9年ぶりぐらいだろうか。そん時は家族旅行で付き合い
だったけど。

おー焼岳も見える。デカイなぁ(写真下)
でも何か、でかいザック背負って写真撮ってる姿を周りから見られてると
思うと恥ずかしい・・
どうしても上高地って登山者からすると観光客が来るところって
イメージがあるからなぁ・・つまらんプライドだなぁ。

さて徳沢へ向かう遊歩道を探すが、はて?、どこだろ?
いきなり道に迷い、ターミナルで20分ぐらいロス。
ここで迷っていて、表銀座歩けるのだろうかと焦った。

やっとこさ歩きだすと、左手に明神岳(写真)
爽やかな樹林帯の中の道は歩いてて気持ちいい。
小梨平のキャンプ場は憧れていたが、通る人が多そうで
落ち着かなそうな感じがした。

登山者の隊列の一番後ろにくっついてどこまでも歩く。
皆ペースが早い、槍まで行くからだろうか。
アサイチだし、自分のペースを守るように気をつけた。

45分ぐらいで明神館(写真)。コースタイムより短いではないか。嬉しい。
明神岳が見えて爽やかな朝を感じた。

少し休んでから徳沢へ向かう。


人もばらけて一人でとぼとぼ歩いていると兄ちゃんに
話しかけられる。槍まで行って穂高を縦走するらしく
パーティーを探してるそうな。俺は蝶ヶ岳なので無理だよん。
小屋泊の人はザックが小さく歩くのも早い。

ぬかるんだ道に苦闘しているうちに徳沢園(写真)到着。
徳沢はとても爽やかで穂高も見えていい所だ〜
是非一度ゆっくり泊まってみたい。

補給食を食べ、いよいよ長塀尾根へ。
こっちに向かう人はかなり少ない。みんな涸沢か槍方面だろう。

木の根が張り出す樹林帯の中をいきなり急登。
ず〜っと急登で、ひたすら急登。

冬のルートで有名だけど、ラッセルして登るの大変じゃなかろうか・・

写真・徳沢の長塀尾根入り口

どこまで続くの?と思っていると、やがて人の声が
聞こえてきて、長塀山
(写真)到着。

荷物置いて休みたかったが、高校生らしき集団が山頂を
陣取っていて居ずらかったので、写真撮って先へ進む。

少しなだらかなになった道をしばらくゆくと、妖精の池(写真)へ。
水面に緑が綺麗に写ってた。
雪だー、まだ残っているのね。
さっきの高校生がはしゃいでる。

俺も人がいなかったらはしゃぎたかった。

このへんはお花畑が沢山あって、高山植物の宝庫だ。
植物には全然詳しくないけど、一枚パシャリ

やっと見えてきた蝶ヶ岳ヒュッテ。常念山脈の稜線

蝶ヶ岳山頂。穂高はガスってましたが感動です。
蝶ヶ岳ヒュッテでテント受付。
バイトの人は凄く丁寧で接客態度が素晴らしかった。
小屋泊も結構込み合っていたようだ。
テン場。手前の緑のテントがmyハウス。
練習はしたものの、テント張るのは初めてなので、変に周りを意識して
おどおどしながら設営した。

大阪の中学生と茨城の高校生の団体がいたが、ほどよい騒ぎ加減で
何となく落ち着いた雰囲気だった。

穂高町方面?(写真)は時折晴れて下界を見渡せた。
穂高連峰はガスで全然見えなかった。
着いたのが12時45分だった。コースタイムピッタリでびっくりだ。
もっとかかると思ってたのに。

特にすることもなく、山頂行ってみたり、方位版見たり、ガスをボ〜っと
眺めて幸せを感じる。

5時ごろ飯をつくって食べる。
アルファ米二人用にレトルトカレー1人前・・これ大失敗。
米の量に対し、カレーの量が少なすぎて、余った白米は我慢して
そのまま食べるハメに。フリカケでも持ってくりゃよかった〜
2人用は多すぎました。でもこのぐらい食べないとダメな気もした・・

夜は雨が降ってフライがバサバサいったけど、寝たり起きたりの
繰り返しで一晩過ごしました。

 

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