北アルプス・表銀座縦走 7月28〜30日 (2泊3日)


2日目 蝶ヶ岳〜常念岳〜大天井岳

2時半ごろ起床し、ゴソゴソ準備。
朝から霧雨で展望はなし。
アルファ米五目ごはんとチキンラーメンでお腹いっぱい。
5時ごろ蝶ヶ岳ヒュッテ出発。

←途中わずかに視界が開けて雲海が見えた

稜線はガスで何も見えず、誰も居ないため気が滅入る。
足取り重く体も動かない・・
今日の行程は大天井岳までなので長い。
たどり着けるかとても不安だ。
出だしの1時間はかなり参ってしまった。

途中お花畑で、パシャリ→
高山植物は悪天候の時が色が冴え渡って綺麗に見えた。

常念岳への稜線(写真)。2500位から一気に岩陵地帯の
急登を登るが、山頂と紛らわしいウソピークが沢山あり
その都度ガッカリ。距離も長く時間もかかり、かなり大変
だった。常念岳って岩の山なのね・・
9時42分、やっとの思いで常念岳(2857m)。
山頂のお社
(写真)?は人が2.3人上がればもういっぱい。
完全にガスの中で何も見えない。常念でなく残念岳・・

ここから常念小屋への道がわかり難く、登って来た大学生
に丁寧に教えてもらって大変助かりました。

山頂から常念小屋までコースタイム45分のところを
倍の1時間半かかった。膝が心配なのでストックを
使いながら慎重に下った為だ。

常念小屋のベンチも大学生でいっぱいで、少し離れた
とこで靴を脱いで大休止した。

←常念乗越にて。うしろに常念小屋

横通岳へは樹林帯の中を急登。
天気の悪い時は稜線より樹林帯が安心する。

樹林帯を進む→

稜線に出るとわりと平らな道を進むが、相変わらずガスで
何も見えない。

ただもくもくと、ひたすら前進する。

←ガスの中をケルン頼りに進む


ガスの中から大天荘。やっと到着です・・
14:49分到着。9時間40分歩いた。疲れた・・
こんなに歩いたのは始めてだ。


テントの受付をする。明日の朝6時頃ヘリが来ると言われた。
それまでには撤収してるので問題はないだろう。

数張りしかテントはなく、場所は選びたい放題。


山荘で水を買って外に出ると、急にガスが晴れて槍ヶ岳が!こんなにはっきり見えたのは初めてだ〜

これが槍か〜。てっぺんに登るなんて出来るのか?

大天井岳頂上。よい眺めでした
歩いて来た常念山脈をのぞむ。

裏銀座の山々

右奥に爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳(たぶん)

穂高の山々

左手に前穂だろうか?
燕岳までクッキリ見えました。
燕山荘もよく見えて、近くに感じた。
テントでボーっとしていたら、高校生らしき集団の話声が
聞こえて、「白馬だー剣だー立山三山だー」と騒いでいたが、
ホントかよ?と思ってしまった。正直俺も全然わからんが、
立山連峰って後立山に隠れて見えないんじゃないの??

それと、東に見える八ヶ岳を、中央アルプスかどうか迷って
いるらしく、話を聞いていると面白い。

この日も夕食には苦労したが、頑張って牛丼レトルトと
アルファ米2人前完食。

そのままダウンして爆睡してしまった・・

 

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