尾瀬 

1日目:大清水〜三平峠〜沼尻〜下田代〜竜宮〜山ノ鼻



大清水駐車場に前夜の午前0時頃到着し、車中泊。
パラパラと雨が降ってきて、不安な一夜となった。

モタモタしてるうちに夜が明けてきて、5:50分出発。
今日は一気に燧ケ岳に登ってしまう予定だ。
案の定林道を歩いていると雨がパラついてきた。
段々本降りになり、とっても憂鬱になる・・。
何度も引き返そうかと迷った。
幕営すると雨がついてまわる自分を呪う。

約1時間程歩いて、一ノ瀬休憩場到着。
まだ開店してない小屋の軒先に雨宿りし、
雨具の下
を着た。

林道終点からは登山道となる。
入り口に種子落としの為の溝があった→
最初は急なゴロゴロした岩の上り坂で、そのうち木の
階段がしばらく続く。

冷たい雨に重いザック・・・萎えそうな気持ちを振り絞り
ながらもくもくと歩く。

整備された木道が大半を占めているので、かなり
助かる感じがした。
樹林帯の中の三平峠を過ぎると、徐々に高度を下げ
やがて尾瀬沼が見えてきてホッとする。
雨の三平下は人もまばら・・

尾瀬沼休憩所の中で一休みし、今後のコースを考える。
この天気で燧ケ岳に登っても展望ゼロだし、何より気力が
すっかり萎えている為、最終日に登ることに変更し、
下田代か天気次第で山ノ鼻まで行ってしまうことにした。
尾瀬沼湖畔の濡れた木道はツルッツルで
超デインジャラス。

何度かコケそうになりながらも細心の注意を
払いながら歩く。
精神的にとても疲れた。

燧ケ岳は雨雲にスッポリと覆われていた→
尾瀬沼の紅葉はかなり進んでいて、部分的には
見ごろになっているところもあった。

紅葉は天気が悪い時のほうが色が映えて綺麗だと思う。
1時間ほど歩くと、沼尻に到着。
人が多く座るところもなく、柱に重いザックを立てかけて
補給食を食べた。

雨にうんざり。
これより福島県に入り、真新しい木道のコースになる。
杉の木で出来ているのか、すべりにくい気がした。

段小屋坂あたりは岩のゴロゴロした道で、ヒーコラ
言いながらの前進だ。
時折青空が気まぐれに顔を出し、回復を期待させるかと
思えば、長続きせずまたすぐに雨が降ってくる。
精神的にとても参った。

ブナ林の中は紅葉真っ盛りといった感じで、ナナカマド?が
綺麗に色づいていた。
沼尻から1時間20分程で下田代へ到着。

弥四郎小屋のベンチに腰掛け、小雨に濡れながら休憩。

トイレに行くとテン場が見えて、一張りあったが、まだ
時間も午前中だし、明日至仏山に登ることを考えて
山ノ鼻まで行くことにした。
噂に聞く尾瀬ヶ原の木道を歩き出す。
ちょっとワクワクする。

人もまばらで自分のペースで歩けた。

下田代と燧ケ岳を振り返ったところ→
しばらくして竜宮小屋へ。
歴史のありそうな建物だった。
中は人で一杯だ。

この頃から徐々にザックの重みが肩に堪えてくる。
降ったりやんだりの雨の中、写真を撮りながら
ひたすら歩く。

山ノ鼻に近づくにつれ徐々に人も多くなってくる。

何故、木道は右側通行なのだろうか??
何となく違和感を感じて仕方なかった。

山ノ鼻に向けて至仏山→
足と肩がダイブ疲れた頃、山ノ鼻に到着。

至仏山荘で800円の幕営代を払う。
ここは受付で一切名前も住所も書かなかった。

狭いサイトには一張りテントがあるだけで
どこにしようか迷う。

平らで水溜りになっていない場所を見つけ、ちょっと
うるさいかなと思ったが、ビジターセンターの真ん前に
張った。

18時頃にビジターセンターの人が来て、スライドショーが
あるからとお誘いを受けたが、寝袋から出るのも億劫で
そのまま爆睡してしまった。



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