愛鷹山 04年11月25日(木)

コース:山神社駐車場〜石割峠〜鋸岳〜位牌岳〜石割峠〜呼子岳〜越前岳〜富士見峠〜山神社駐車場


前夜R16〜R413と車を走らせる。山中湖から富士演習場にかけて
ぼんやりと夜の闇に浮かぶ富士を眺めながら、今夜の車中泊の場所に頭を痛める。
出来れば人のニオイがする場所がいいが、適当なとこがなく、真っ暗な林道を
走り入山予定の山神社駐車場へ車を止めた。

山神社駐車場は22台ほど停められる。
地図には無かったのでひと安心。
寝袋に包まりうとうとしていると、いつしか眠って
しまった。

隣に停めた車の音で目が覚めると、6時を
廻っており大慌てで仕度。

6時40分出発。
山神社の鳥居を横目に、林道を歩く。
心なしか早足だ。

久しぶりの登山で、ペースが掴めないかな・・
左に沢を見ながらしばらく進むと、反対岸へ
河原を渡る。
林道だか登山道だかわからほど風化した道を
落ち葉を踏み踏み進む。

大沢橋を渡り、いよいよ登山道に入る。
基本的に沢沿いを進むが、落ち葉と入り組んだ
道のせいでわかりずらい。

白いマーカーと赤印便りに、沢を登る。
枝沢が沢山あるので気をつけたいところだ。

しばらくすると、大杉へ。
名前の通り、デカい杉。

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石ゴロゴロの道をしばらく登ると、割石峠へ。

8時14分到着。
コースタイムと同じ1時間30分だ。
名前の由来?か、割れた岩の間から遠くに
駿河湾を望める。
割石峠からは位牌岳への縦走だ。
小休止して、ストックをザックにしまい、出発。

位牌岳への縦走路を望む。
蓬莱山(ほうらいやま)へはひと登り。
山頂には意味深な看板が・・・

不安が募る。
蓬莱山を過ぎるといきなり両側が切れた
細〜い稜線になる。

右に駿河湾、左に富士の裾野と眺めは良好・・・


位牌岳への稜線。
ギザギザです。
斜面の右側を鎖に掴まりながらトラバース。
落ちたらまッ逆さま。

鎖、ロープを伝ってコルに出たリ見渡しのいい
テラスに出る度に、切れ落ちた両側に冷や汗。

部分的に真新しいロープがしっかり着けられて
いるので、人の手が入ってるんだなと少し安心。
幾度となく鎖をよじ登る。
久々の登山にしてはちょっとハードコース
だったかも。息が切れてヘトヘトに。
岩登りに懸命になっていたが、ふと振り返ると
富士山が見えた!
位牌岳、中々近づかないなぁ・・なんて思い
ながら、斜面の左側に周りこみトラバース。
難所を過ぎると、しばしなだらかな稜線になり
笹薮を漕ぎながら進む。

山頂が近づいてきた所で、ハンガーノックを起こし
足に力が入らない・・・。無理せず小休止。

最後の坂を登ると、位牌岳山頂へ。
9時47分。
山頂より富士山を望む。



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駿河湾と沼津市方面の眺め。

ガスってました。
先は長い。
越前岳まで縦走しなければならないので
あまり長居は出来ない。15分程休んで出発。
再び石割峠まで戻る。

笹薮を漕ぎながら前進。
帰りは下り基調だが、岩稜帯は下りが厄介。
足に疲れも見えるので、慎重に進む。

鋸岳の縦走路。
見晴らしのいいテラスから位牌岳を振り返る。
蓬莱山へ着いてひと安心。
はぁ、疲れたなぁ・・

割石峠へ再び戻り、ストックを取り出し
越前岳へ縦走だ。
途中にある呼子岳。小ピークになっている。

酔っ払ったおじさん達で占領されていたので
早々に立ち去る。
縦走路から越前岳と富士。
快適な尾根道をズンズン進みます。
呼子岳を振り返る。
越前岳への最後の急登がキツい。
だいぶ疲れてきた。

12時20分、越前岳へ。
小広い山頂のベンチに腰掛け、大休止。



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富士山ズーム。
ベンチの隣に座ったおじさんと会話する。
ここの地元の方らしく、埼玉から来たと言ったら
ビックリしていた。そんなに遠い??

愛鷹ツツジ。春に向けて蕾が膨らみます。
ガスってますが、駿河湾の眺め。
30分ほど休んで、富士見峠へ向け出発。
殆どの人は十里木方面へ下山するようだ。

途中、位牌岳から鋸岳の稜線を望む。
富士見平からはすばらしい富士の眺め。
裾野からテッペンまで見渡せるのが圧巻。



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鋸岳展望台から望む、鋸岳の稜線。
稜線をズンズン下ると、富士見峠へ。
樹林帯に囲まれ富士は見えません。

ここから山神社方面へ向う。
富士見峠直下には、愛鷹山荘がある。
静かにひっそりとした、純山小屋の雰囲気。

湧き水がチョロチョロ流れていたが
12月ごろは涸れてしまうと書いてあった。
谷筋をグングン下る。

僅かだが、紅葉も。
14時21分、山神社へ。
総行動時間7時間40分でした。

心配していた石割岳〜位牌岳の縦走も無事完了
でホッと一息。神経使ってやや疲れたけど。

車に戻り着替えてひと休みし、明日の目的地の
御正体山へ車を走らせました。

今夜は道の駅道志で車中泊。




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