平ヶ岳 04年10月11日(月曜)

コース:鷹ノ巣〜玉子石〜平ヶ岳〜鷹ノ巣


前夜、真っ暗なR352を走り鷹ノ巣駐車場へ。
数台の車が停まっており、後から何台かやってきた。
運転の疲れからか、コンビニ弁当を食べ、寝袋に潜り込に満天の星空を眺めているとすぐに寝てしまった。



珍しく熟睡して、起きたら4時半。
準備をしていると、次々と登山者が出発していく。

パンをかじり、5時8分出発。
ヘッドライトを点け、真っ暗な林道を歩く。
他にも登山者がいるので心強い。

沢の轟音が響き、ビビリながら橋を渡り
やがて痩せ尾根へ取り付く。
登ってきた痩せ尾根を振り返る。

前坂と呼ばれる急登をロープつたって
よじ登りなどしつつ、汗がにじむ。
7時、下台倉山へ。
下台倉山から見た燧ケ岳。
下台倉山からはゆるやかな
アップダウンのある稜線を歩く。
中腹の紅葉が綺麗で、気持ちいい。

次第に小雨がパラついてくる。
天気が心配になってきた・・・
下台倉山から30分程歩くと、平ヶ岳が
見えてきた。

うーん、まだまだ遠い。
しかし山頂方面は青空が覗いてるようだ。
やがて木道が所々現れ、トントン足音を
たてながら歩きます。
7時53分、台倉清水へ。

斜面を少し下ったところに水場がある。
小さなナメ沢のような水場は、量は少ないが
しっかりと流れていて、冷たくウマイ。
台倉清水から30分程歩くと、白沢清水へ。

台風の影響か、倒木が道を塞ぎ
粉砕された道標が地面に転がっていた・・・
白沢清水から笹の中を進みます。

段々天気も回復傾向のようで、やる気も上昇。
樹林帯を抜けると視界が広がり、池ノ岳らしき
ピークが見えてきた。

しかし中々距離があり、勾配もキツく大変。
9時34分、姫ノ池到着。
後ろに平ヶ岳が見える。
雲も多いが晴れ間も覗き、ご機嫌だ。

団体さんに記念撮影を頼まれ、しばしの会話。
地元の宿に泊まると中ノ岐林道の登山口まで
送ってもらえるそうだ。(一般車通行不可)
ゆっくりで3時間30で着いたと話していた。

皇太子ルートって健在なのね・・・
池塘が広がり、ホっと一息。
迷ったが、先に玉子石へ向うことにして
道を分ける。
一帯は小広い湿原というか草原になっており
晴れ間も覗いて楽しい木道歩き。

玉子石へ向う稜線を見下ろす。


クリック拡大→
玉子石。

記念撮影をして山頂へ引き返す。
 
▲玉子石からのパノラマ▲
 
玉子石から平ヶ岳へ向い、途中のテン場で
水を補給。

ここで1泊も悪くなさそうだ。
(04年版昭文社の地図には幕営禁止と記載
されてますが、現地にはお達しの看板等は
ありませんでした)
掘れた坂をえっちら登ると、10時30分
平ヶ岳山頂へ。
山頂付近の様子。

皆木道に腰掛け、休みます。
山頂からさらに少し進んだところに、落ち着いて
休める場所がある。

腰掛けて耳を澄ますと、な〜にも音がしない・・
贅沢な一時だなぁ〜
40分程休んで、11時8分出発。

山頂付近はすでに人っ子1人いない。
皆さん早立ちだなぁ
再び姫ノ池へ。

何だか期待していなかったせいか、予想以上に
いい山だったので別れが惜しい。

平ヶ岳を振り返り、さよなら〜をして下山。
笹原の稜線を下る。
ノンストップでどんどん下る。
下山するにつれ雲の中に入っていく。

台倉清水を過ぎると斜面林の紅葉が見事だ。
なだらかな稜線を進む。

下台倉山でやっと休憩。
だいぶ疲れが出たが、距離は稼いだ。

あとはやせ尾根を下れば終わりだなぁ〜と
思うと気も楽だ。
痩せ尾根を進む。
前坂から下って来た稜線を振り返る。
途中の沢で顔を洗い、ブナ林の中を
すたこら歩く。

車道に出るとホッと一息。
15時4分、駐車場へ。

トータルで10時間かかり、ややお疲れ。
でも山頂の湿原も堪能出来て、
充実した山行でした。



戻る