妙義山 04年4月16日

コース:妙義神社〜大の字〜天狗岳〜相馬岳〜茨尾根〜東岳〜中ノ岳〜中ノ岳神社


3月に湯の丸山から帰る途中、碓井バイパスから見えたギザギザの山
妙義山がとても印象的でした。前々から激しい鎖場の山に行きたいと思って
いたので、思い切ってチャレンジしてみることにしました。

前夜道の駅妙義に車中泊。駐車場からは
下界の夜景が綺麗に見える。

朝5時に目が覚めるとすでに明るい。
急いで準備し、久しぶりの夏靴を履く。

6時出発。それほど寒くない。


駐車場から妙義山を見上げる。
妙義神社の中を迷いながら進む。

朝の神社はすがすがしく、気分がいい。
神社を抜けると急勾配の斜面を淡々と進む。
すぐに暑くなったのでシャツを脱いだ。

何箇所か鎖場を通ると、大の字岩峰に到着。
駐車場から見えた大の字は
これだったのか〜

鎖をつたって登ります。
大の字岩峰からの眺め。

気温が高いせいか、ややモヤってます。
さらに進むとほどなく奥の院へ到着。
ここまでが一般ルートです。

奥の院の中は薄暗い岩穴?で、ちょっと
不気味。

ここでちょっと小休止。
いよいよ破線ルートに挑戦。

奥の院の脇から30mほぼ垂直の鎖場を登る。
先は長い、出来るだけ鎖を頼り過ぎないよう
足のホールドに気をつける。

上から見下ろしたショット。
見晴に出ると、見晴らしがいい。

これから縦走する金洞山脈を望む。
まだまだ遠いな〜
裏妙義と残雪の浅間山を望む。

丁須の頭も確認出来ます。
アップダウンの稜線を進むと、玉石へ。
大きな岩の塊で、下界から見ると玉っぽく
見えるのだろう。

途中に白雲山頂の標識があるはずだが
見落としてしまったようだ。
大天狗を望む。

切り立ってるな〜
大のぞきからスベリ台状の30mの鎖場
を下りる。
天狗岳山頂。
天狗岳からこれから登る相馬岳を望む。

相馬岳から一旦下り、タルワキ沢のコルで
タルワキ沢コースと分け、相馬岳へ進む。
相馬岳へ到着。
裏妙義と浅間山が見えます。

ここでひと休み。ふぅ。
相馬岳を下り国民宿舎へ向かう相馬岳コースと
分けると、怪しげな看板が現れる。
身が引き締まるな〜

ここから茨尾根を進む。
これから向かう金洞山を望む。

だいぶ近づいてきた。
茨尾根のザレた斜面は非常に下りにくく
斜面も急な為、神経を使う。

どうしても小さな落石を起こしてしまうので
下に人が居たら大変だ。平日で良かった・・

メットの必要性を感じる。
ザレた斜面を慎重にクリアすると、今度は
茨尾根のピークに向かって激しい登り。

露岩と木の根のミックス^^;

岩穴を抜け展望が開けると茨尾根のピークだ。
ここまででコースの半分以上は来た。

小休止しつつ、記念撮影。
結構暑くて大変です。
茨尾根を後にし、何箇所か岩場のトラバース
と鎖場を越え、女坂コースを分け、しばらく
進むと、いよいよ鷹戻しだ。
鎖と梯子で50m一気に登る。

まずは鉄梯子。私これ苦手^^;
下を見ないよう一段一段登る・・
鎖場を通過。何箇所かこんなところがある。

上から見下ろしたところ。
周りに遮るものがない為、高度感が凄い。
それほど難しい鎖場でなくとも、高度感に
圧倒され恐怖が増す。

一番ヤバかった鎖場。
鎖を掴む手にも力が入ります。



クリック拡大→
鷹戻し上部から越えてきた相馬岳を望む。

あー随分来たなぁ・・としみじみ。
鷹戻しを過ぎると、今度はルンゼ中の
25M鎖場を下りる。

足場の確保に手間取り、中々下れない・・
うーん手強い!!

ここで初めて鎖場は下りが難しいと実感。
入山禁止の金鶏山と妙義の町を見下ろす。
鎖場続くよどこまでも〜♪
降りてきた岩壁を望む。

えーあんなとこ来たの〜とビックリ。



←クリック拡大
どこが東岳で中ノ岳かわからないうちに
中ノ岳神社への下山路に出てしまった・・

封鎖されていたが、西岳〜星穴岳への
ルートがこの先の稜線に続いていた。
中ノ岳神社に着くと、木陰にそよ風が吹いて
とても心地いい。

観光客が増えてきて、登山姿の自分は
ちょっと浮いてる・・
車道に出ると、桜がとても綺麗だ。

ちょうど妙義の桜祭りをやっていたらしく
沢山の車と人で賑わっていた。
中ノ岳神社を後にして、車道を
妙義神社まで歩く。

駐車場に着いて、8時間の行程が終わった。

存分に鎖と岩の妙義山を味わうことが出来た。
技術というより体力の山だなぁ・・と感じました。



もどる