白峰三山縦走 10月7日(金曜) 天気:晴れ

1日目コース:広河原〜白根御池小屋〜草スベリ〜肩ノ小屋〜北岳〜北岳山荘(テント泊)


9年前に北岳に登ったが、間ノ岳、農鳥岳はまだ未踏。
今は奈良田から広河原へバスで移動出来ることを知り、これなら奈良田に車を置いて
三山縦走出来る!!と思い、ちょっと頑張って、テント1泊での計画です。
この時期の3000m稜線での寒さが不安でしたが、いざとなったら小屋泊でいいやと思いつつの山行です。

  前夜に奈良田に入る。

平日の1番のバスは8時発と遅いです。
身延から来たバスはからっぽで、幸い座ることが出来ました。


第1駐車場の様子。
奇麗なトイレも水道もあるので、平日ならこちらに停めると便利です。

すぐに埋まってしまうので、土日は第2駐車場になってしまうと思います。
 南アルプス公園線を順調に走り、9時前に広河原へ到着。

身支度をして、9時10分スタート。

今日の予定は北岳山荘ですが、果たして到着出来るのか不安に。
 
  広河原より、北岳を望む。

いい天気です。 
 吊橋を渡って、登山スタート。  
  台風の影響で、大樺沢コースが通行止なので、白根御池コースを
登ります。

9年前に下りに使ったが、あの時はきつくて足が棒になったことを
思い出す。。。

ゆっくりマイペースで登ります。
10時44分、白根御池小屋に到着。
広河原より1時間半です。

建て替えられて、奇麗な小屋になってました。
ここに泊まるのも楽しそう。

しばし小休止。
 
  北岳を望む。

まだまだ先です。
白根お池と、鳳凰三山。  
  草スベリコースを登ります。

テント担いでいるので、急登が体にこたえます。
うーん、調子も上がらないぞ・・・。

息切れしながら、何度か立ち止まりつつも前進です。
1時間ほど登ったとこにあるベンチ。

鳳凰三山が奇麗です。

休みたかったが、もうちょっと頑張って進みます。
 
  12時14分、小太郎山との分岐。

稜線に出た途端、冷たい風の吹きさらしに。
汗だくで登っていたのに、いきなり激寒です。。

フリースを着て、肩ノ小屋へ向かうものの、全く温まりません。
小屋泊へと心が傾いてしまう。
 仙丈ヶ岳を望む。  
  肩ノ小屋へと向う稜線。

北岳もだいぶ近づいてきました。
岩場の急登になります。  
  12時40分、肩ノ小屋に到着。

テント場に下りるとは風が無く、ザックを置いて小休止。
やっと強風から逃げられ、ひと安心。

北岳山荘のテン場も風が弱いことを祈ります。 
 カッパを着て、肩ノ小屋を後にする。

相変わらず、顔が強ばる程の冷たい強風。
アルプスはもう冬の入口だと実感。

肩ノ小屋を振り返る。
 
  山頂へ続く岩場の急坂。

一歩一歩慎重に。
山頂が見えてきました。  
13時25分、北岳到着。

広河原から、4時間15分で、9年前と同タイム。
思っていたより、早くの到着。

調子が上がらなかったので、嬉しい誤算。
 鳳凰三山を望む。

以前、夜叉神峠から日帰りしたことがありましたが、
こんなにデカイ山なのによくやったよなぁ・・としみじみ思います。
  甲斐駒ケ岳を望む。



山頂からのパノラマ

間ノ岳、南ア南部を望む。  
  山頂から北岳山荘へは、急な岩場の下りあり、足場の悪い
瓦礫あり、梯子ありです。
 北岳山荘と、間ノ岳の稜線。  
  14時41分、北岳山荘へ。

風もだいぶ弱くなったので、テント泊に決定。

受付をして、小屋番さんから色々と注意事項を聞く。
贅沢ながらも、明日のお昼のお弁当も注文する。

水場まで遠いので、小屋で買うように言われ、2L購入。
テン場は、トイレの脇と、小屋の下にあります。

ちょっと気分は悪いけど、風が弱いトイレ脇に設営。

それにしても立派なバイオトイレです。
それだけ沢山の登山者が利用するんでしょうね。。
お隣の方と仲良くなりまして、寂しいテント泊にならず助かりました。

この日は、トイレ脇に2張、小屋下に2〜3張り程度でした。



北岳と、池山吊尾根望む。

  夕刻から一気に冷え込んできました。

ダウン着て、カッパを着てもまだ寒い。。

17時頃晩飯を済ませ、夕暮れ時は撮影タイムに。



北岳と、仙丈ヶ岳を望む。


夕暮れの仙丈ヶ岳。  
  雲の水平線に沈む太陽。

幸い、夜はあまり風が無く助かりました。
21時のテント内が−0.2℃。
外気温は−3〜4℃ぐらいになったのかな?

寒さで何度か目が覚めましたが、疲れもあって
それなりに眠ることが出来ました。


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