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朝起きると、テント内の結露が酷い・・
ゴアライトXは結露しやすいと説明書に書いて
あったけど、ホントだった^^;
朝食のアルファ米とカロリーメイトを食べ、
テントを出る。 |
天気が優れなかったら、素直に遠見尾根を
下りようと諦めモードだったが、何となく青空も
覗くし、みな山頂へ向うのでとりあえず
フル装備で登り、山頂で天気の様子を見て
縦走するかどうか決めることにする。
夜露で濡れたテントを手間取りながら撤収し、
5時30分出発。
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朝一の急登はキツイ。
最初は10人グループの後ろをゆっくりついて
進み、ペースを作る。
振り向くと五竜山荘が眼下に見える。
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露岩帯の道を進む。
岩登りみたいになってきたゾ!?
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白馬方面の眺め。
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登ってきた稜線を見下ろす。
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上部は露岩帯の鎖場も多い。ストックをザック
にしまうと、肩に重みがズシっとくる。
痩せ尾根や鎖場ではすれ違いも大変。
グループとのすれ違いは特にそうだ。
大人数の場合、小グループに分けて欲しい
なぁ・・ |
五竜山頂へ向け、最後の痩せ尾根を進む。 |
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6時17分、五竜岳山頂へ。
雲海が広がり、360度の大展望だ。 |
鹿島槍ケ岳を望む。
右奥に槍ケ岳が見えます。
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白馬方面を望む。 |
登ってきた五竜山荘への稜線を見下ろす。 |
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山頂で記念撮影をしてもらい、立ち去りがたい
景色だったものの、この天気なら縦走OKと
判断し、先を急ぐことにする。
痩せ尾根を戻り、八峰キレット方面へと進む。 |
すると、ブロッケン現象が!!
おーこれがブロッケンか〜〜と、
初体験に感動。 |
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G4へ向い、岩壁の急坂を慎重に下ります。 |
鹿島槍への縦走路。
激しく切り立つ尾根にガスが流れる。
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鹿島槍へ続く稜線を望む。
あそこまで行けるかなぁ・・天気はもつかなぁ・・と
期待と不安で一杯・・ |
五竜岳から下って来た岩壁を望む。
よくこんなとこ下りてきたなぁ・・としみじみ。
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ほどなくガスが濃くなり、青空が
無くなった><
露岩帯のトラバースを慎重に越える。
中々スリリング。 |
前を行く三人組をペースメーカーに
ガスの中をひたすら前進。
ガスが濃く、自分がどの辺りにいるのか全く
わからないので、だいたい50分に1回休憩を
入れ、自分のペースを守りながら進む。 |
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梯子登場。
これを登った後、「お先どうぞ」と道を譲られて
しまった^^; |
7時44分、北尾根の頭へ。
ここでやっと自分の居場所がわかる。
小雨も時折パラついて、このまま本降りに
ならなきゃいいなと心配になる。 |
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北尾根の頭からは一旦緩やかな道を下る。
やがて痩せ尾根を越えると口ノ沢ノコルへ。
ここで小休止。カロリーメイトを水を補給。
口ノ沢ノコルを過ぎると、三段登りと言われる
キツイ岩登りとなる。
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キレット小屋手間の梯子。 |
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しばらくすると、ふいにガスの中から
キレット小屋が現れた。8時51分。
予想以上に早く着いてしまったので
ちょっとビックリ。
「中で休んで行って構わないですよ」と小屋の方
の一言が、孤独な単独行の私にはとても暖かく
感じられて助かりました^^
補給食をとり、しばらく休んで再出発。
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キレット小屋からはいよいよ八峰キレットだ。
梯子を上り、鎖場のトラバースを越える。
すれ違いもちょっと大変・・・ |
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梯子を崖下に向かい慎重に下りる
左下に写ってるのはオシリです^^;
ガスっていたせいか、あまり恐さは感じない。
そうこうしてるうちにキレット越えはすぐに
終わってしまい、やや拍子抜け。。 |
キレットを過ぎると、あと鹿島槍に向けて
キツーイ登りがず〜っと続く。
ゆっくり焦らずガスの中をひたすら前進。
やがて鹿島槍ケ岳北峰との分岐が現れ、
北峰への急登を登る。
やがてヒョッコリ現れた山頂は、人っ子ひとり
おらず独り占めとなる。
記念撮影をして元の道を戻る。
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南峰へは25分と書いてあるので、すぐに着く
だろうと思い、タラタラ痩せ尾根を進む。
が、ガスの中から次々現れるピークはどれも
山頂でなく、中々南峰が見えなくて疲労感が
ドッとでてくる・・・
南峰への最後の急登を越える。 |
10時52分、ようやく着いた南峰。
こちらが最高点(2889m)
北峰と違い、人が沢山おりちょっとビックリ。
記念撮影をしてもらい、人のまばらな場所に
腰掛けて休憩する。
ガスで展望が無いのが残念だ。 |
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しばらく休み、冷池山荘へ向う。
五竜岳からの厳しい岩場の連続だった縦走路も
なだらかな尾根道歩きへと変わった。
こうゆうだらだらした下りは疲れた足に堪える。
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振り返るとガスが切れ、鹿島槍が見える。
もうちょっと山頂で粘っていたら
展望もきいたかもしれない。 |
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布引山。 |
布引山を過ぎ、森林限界を過ぎると
池塘や高山植物が現れる。 |
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樹林帯の中を下っていくと、冷池のテン場が
現れるが、山荘が見当たらない。
さらに5分ほど急坂を下ると、冷池山荘が現れた。
12時21分。
予定では今日の幕営地はここ。しかしテン場まで
急坂を登り返すのかと思うとウンザリ。
頑張って種池山荘まで行くかベンチに腰掛ながら
悩む・・。12時を回ったとこだし、側に居たでかい
ザックを背負った人が種池へ向け出発して行く
姿に勇気ずけられ、私も頑張ることにする。
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冷池山荘から冷乗越へは一旦下って、登り返す。
だいぶ疲れてしんどくなってきた。
赤岩尾根との分岐を過ぎ、爺ヶ岳への
なだらかな稜線を進む。
途中でお腹が痛くなり、縦走路から
外れたとこで失礼した。
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爺ヶ岳は北峰・中峰・南峰があり、
中峰が最高点だ。
中峰への道標があったが、しかし何故か??
通り過ぎてしまい、南峰に登って記念撮影。
ガスでどこが中峰だか北峰だか全然わからん。 |
爺ヶ岳を過ぎ、なだらかな尾根を淡々と進む。 |
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14時23分。
歩き疲れた頃に、種池山荘が現れた。
ホッとした。頑張って歩いたおかげで明日は
扇沢へ下るだけになった。
ダイブ楽になったな〜と、充実感にひたる。 |
混み合う山荘で受け付けする。
奥からキッチリ詰めて張るよう言われる。
テン場はすでに半分程度埋まっていた。
子連れキャンパーも居て、オートキャンプ場の
ような雰囲気も・・
右列中央、黄緑色のテントが私のです。
遅くまで熱く語る(ややうるさい)教員3人組と、
良識ある慶応大の学生の両隣に挟まれ
賑やかな一晩を過ごしました。 |
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